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Vol.2:シリーズ「調布の人」第1号 ハンディと共に生きる行動派プログラマ宮崎豊和さん
今回から他の話題と共に不定期で「調布の人」と題するシリーズをお届け致します。
記念すべき(?)第1回めは、明るくて、行動的、いろいろなことに前向きなプログラマ「宮崎豊和さん」をご紹介させていただきます。 お話をうかがっていて、パワーをたくさんいただいた気がします。
パソコンに向かう宮崎さん
パソコンに向かう宮崎さん
「なりゆきで。」何故、転職ではなく、独立されたのかと尋ねると、意外な答えが返ってきた。
笑顔でさらりと答えたのは、有限会社ミヤエンジニアリング取締役を務めるプログラマ宮崎豊和氏。コンピュータ雑誌、ベンチャー雑誌等でも紹介されているなかなかの有名人だ。独立がそんなに珍しいことではないソフト業界。だが、宮崎氏の場合は、一般的な場合とは少し違う点がある。彼は障害と共に生きている。

宮崎氏には、身体的ハンディキャップがある。小、中学校は養護学校、高校、大学は普通校で過ごした。物理が大好きだったそうだが、障害のため、実験が困難であることから、東京理科大学では数学科を選択。在学中、独学で情報処理技術試験II種に合格。その資格を活かしたアルバイト先がなかなか見つからない中、友人の紹介であるソフト開発会社でアルバイトをすることとなった。宮崎氏によれば、このアルバイト経験が実践的プログラミングを会得するのに大変役立ったという。


パソコン操作は慣れたもの・・・
パソコン操作は慣れたもの・・・
大学卒業後、大手コンピュータソフト企業への就職が決まった宮崎氏だったが、彼を待っていたのは窓際族扱いの日々・・・。会社側が、彼を障害者採用枠を埋めるために採用したのは明らかだった。宮崎氏は、そんな会社に見切りをつけ、学生時代のアルバイト先への再就職を選択した。プログラマ宮崎豊和氏の本格的活躍のスタートだ。
再就職先では精力的に仕事をこなし、長期に渡る地方出張もやり遂げた。各顧客とのコミュニケーションを人一倍大切にしながら、相手の希望や要望をできる限り反映させることの難しさや大切さを身をもって体験する。この期間の経験は、独立後の同氏にとっても大変貴重なものとなった。
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府中の福祉関連団体対象の福祉関連会計ソフト講習会にて。パソコンのトラブルもお任せ。
府中の福祉関連団体対象の講習会にて。
パソコンのトラブルもお任せ。
平成6年、父親の定年退職をきっかけに独立した宮崎氏。自宅の一室が彼の仕事場だ。だが、最初から順風満帆というわけにはいかなかった。最初の頃は仕事がなかなか見つからなかったと言う。積極的に人と会う場に足を運び、様々な本を読み、仕事に備える毎日だった。

景気の良くない現在だが、宮崎氏は多忙だ。複数の大手コンピュータメーカーとのソフトの共同開発をはじめ、様々な業務用ソフト開発で確実に実績を上げている。
また、売上の約40%は福祉関連各種ソフトの開発、販売によるもので、いろいろな自治体をはじめ、数多くの団体に納入されている。

福祉関連という特定の分野に特化したことも成功の一因だろう。無論、彼のプログラマとしてのスキルの高さは言うに及ばない。
だが、それらに加え、宮崎氏の成功の秘密は他にもあるように思う。
身体的ハンディを持ち、自宅の一室でプログラミングを行なっていると聞けば、普通は自室にこもり、ひっそりとプログラミングを行なっている様を思い浮かべがちだ。しかし、宮崎氏はちょっと違う。


府中の福祉関連団体対象の講習会にて。プロジェクター画面を使って説明する。
府中の福祉関連団体対象の講習会にて。
プロジェクター画面を使って説明する。
軽やかなフットワークと密なコミュニケーション。身体的ハンディとは結びつかないイメージかもしれないが、同氏の日常を語る上でのキーワードだ。
愛車でどこへでも出かけて行き、積極的に人と会う。ソフト開発の際には、顧客とのコミュニケーションを大切にし、顧客の要望をできる限りソフトに反映させることに務める。必要があれば、ソフトの使い方を教えにも行く。宮崎氏は、ソフトの使い方を教えることも顧客の声を直接聴くことができる貴重な機会と考える。自宅への来客も多く、同氏のピリリと効いたジョークで笑いの輪が拡がることもしばしばだ。

彼のフットワークの良さと行動力は、プライベートでも発揮されている。スキー、水泳も楽しむなかなかのスポーツマン。近所には、行きつけの飲食店も多く、新しくできた店もすぐにチェックしてしまう。
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宮崎さん 最近、宮崎氏は福祉団体用会計ソフトのデモ版CDを新たに制作した。これを販売促進ツール、そして顧客への教材として用いる予定だ。お寺の檀家管理ソフトの営業戦略も練っている最中だ。
行動派プログラマ宮崎豊和氏の夢は続く・・・。

身体的ハンディと共に生きる人のプロトタイプ的イメージを良い意味で裏切る宮崎氏。最後に、常に心掛けていることは?・・・との問いに、今度は「できるだけ人と会うこと。できるだけ身体を動かすこと。」と言う期待通りの答えが返って来た。

身体的ハンディを持ちながらも、たくましく活躍する姿は、
どこか眩しい。
有限会社ミヤエンジニアリング
http://www4.ocn.ne.jp/~my-eng/
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